アーティストやバンド、アイドルなどのオフィシャルサイト、ホームページを立ち上げる際に必要となるドメイン取得の注意点についてご紹介します。アーティストのサイトを立ち上げる際、最初の工程となるのがドメインの取得です。

ドメイン取得の注意点

実はこのサイト (WEB制作会社 Web Factory) も安いドメインを取得してしまい後で後悔することになってしまったのですが、その経緯をご説明します。このサイトを立ち上げる時に丁度「.tokyo」というドメインが少し流行っていました。

更に公式の「.com」、「.jp」というメジャーなドメインに比べると「.tokyo」の方が圧倒的に安くドメインを取得できることから、その当時 webfactory.tokyo というドメインを取得することにしました。

しかし後になって気づいたのですが、格安ドメインにはそれなりの理由があることが分かりました … こちらの記事では、ドメインを取得する際はできれば「.com」、「.jp」などの公式なドメインを取得した方が良い点、格安ドメインのリスクについてご紹介します。

これからアーティストやバンドのオフィシャルサイト、ホームページを立ち上げるという方にとってはかなり重要な情報となりますので、必ずチェックするようにして下さい。

安いドメインを取得すると、Twitter 検索で表示されない！

アーティストのオフィシャルサイトを立ち上げる際に、ドメイン名を決めて、ドメインを取得すると思いますが、何のドメイン (正しくは、トップレベルドメイン以降) を取得するかによって、Twitter の検索表示や、ハッシュタグ表示に、表示されないという事態が起こります。

どういうことかと言うと、Twitter は近年、自動的に安いドメインのサイトをスパムと見做し、検索表示やハッシュタグ表示から除外して、第三者には見えないようにしています。つまり自分と、自分をフォローしている人にはツイートしたサイトの情報 (例えばライブ情報) は表示されますが、それ以外の人には表示されないし、Twitter 検索からも表示されなくなってしまいます。

詳しく説明しますと、例えば「スーパーバンド」というバンドが、superband.tokyo というドメインを取得し、ライブ情報を更新したとします。そして以下のように Twitter に投稿します。

すると OGP (Open Graph Protocol) を設定していれば Twitter カードが開き、カードをクリックすると、スーパーバンドのライブ情報ページに遷移します。このツイートは自分の Twitter アカウントと、スーパーバンドの Twitter をフォローしている人には表示されますが、それ以外の人には表示されません。

つまり、このツイートは身内やコアなファンにしかリーチできず、非常にバズりにくいのです。更に Twitter 検索でも、ドメインが格安のドメイン .tokyo というだけで検索表示されません。格安ドメインは Twitter では排除されてしまうのです。

通常は Twitter 検索で「スーパーバンド」と検索すると、このライブ情報のツイートが表示されるはずですが、ドメインが「.tokyo」というだけで検索表示されず、同様にハッシュタグ「#oneman」で検索しても表示されないのです。

これでは既存のファンにライブ情報が届いたとしても、まだ見ぬ潜在的なファンに情報を届けること、リーチすることができず非常に勿体無いです。

このように格安ドメイン「.tokyo .xyz .club」を取得したことで、自ら Twitter でバズるチャンスを最初から逃してしまっているのです。これはかなり痛いです。

Twitter がスパムと見做している安いドメイン

Twitter が自動的にスパムと見做している安いドメインは以下です

.tokyo .club .xyz .work などなど

以外なことに、日本のバンドの間で多く使われている「.tokyo」というドメインも、2021年現在 Twitter 検索、ハッシュタグから検索しても表示されません。このような記事を書いています、WEB FACTORY も「.tokyo」というドメインを使用していますが。。。

どうすれば良いのか？ (解決策)

解決策としては非常に簡単で、格安ドメインは選ばないということに限ります。アーティストやバンド、アイドルのドメインを取得する際は、格安ドメインを選ぶのではなく、「.com」や「co.jp」、「.jp」などの公式なドメインを選択するようにしましょう。

確かに格安ドメインに比べると「.com」のドメインは料金が高いです。しかし、ここまで説明してきました通り、Twitter 上では格安ドメインは弾かれてしまい、バズるチャンスを最初から逃してしまいます。

特に日本は Twitter の使用率が世界的に高く、Twitter でバズらせる可能性を最初からみすみす逃してしまうのは非常に勿体ない話です。

勿論これはオフィシャルサイトに限らず、情報サイト、コーポレイトにも言える話です。特に情報サイトは、多くの人にリーチできなければ意味がありませんので、Twitter 検索に表示されないとなると、Google 検索で上位を狙うしかありません。かなりの機会損出に繋がります。

また、ドメイン名を取得する際は、アーティスト名、バンド名に合ったドメイン名を取得するようにしましょう。SEO的にもファンにとってもその方が分かりやすくアクセスされやすくなります。

【関連記事】アーティストサイトの作り方

【最新】アーティスト、バンドのオフィシャルサイトの作り方

【関連記事】インディーズ/アマチュア・ミュージシャンを応援割引き

インディーズ/アマチュア・ミュージシャンを応援します！